新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により、生活は一変し日常や働き方だけでなく、仕事の在り方にも大きく影響を受けています。コロナ禍がもたらした「パラダイムシフト」により、企業はこれまでにないスピードで変革を求められています。「パラダイムシフトとは、その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化することを言う。また、革新的なアイデアによって時代を変える」と言うように、今では広い意味で使われています。(ウィキペディアより引用)
近年、医療の進歩には、目を見張るものがあります。不治と考えられていた多くの病に治療法が誕生し病と共存しながら生き続ける人々も増えています。しかし、抗菌薬の不適切な使用を背景として、薬剤耐性菌が世界的に増加する一方、新薬や対策が無い今、新薬開発が急務となっています。私たちは、病気になってから治療するというこれまでの医療パラダイムでは、この問題は解決できないと考えています。
水素によるパラダイムシフトが最初に起きたのは、2007年5月水素研究のパイオニア、日本医科大学大学院の太田成男教授(当時)らのグループが権威ある医学雑誌『Nature Medicine』に「水素はヒドロキシラジカルを選択的に消去、水素ガス吸入ラットの脳梗塞が軽減、虚血再灌流障害を緩和」などの報告からです。その後、多くの大学で水素研究が盛んになり様々な分野で水素活用が報告されて来ました。そして、2016年11月水素ガス吸入療法は、特定の病気(心肺停止後症候群)に対して厚生労働省先進医療Bに指定されました。また、株式会社ナスメディック 代表取締役那須美行(MT,元ICMT)により、2017年6月水素に人体や動植物に害のある微生物(細菌・真菌・ウイルス)に対して、抗菌・殺菌・除菌作用があることを発見。発明名称:「水素含有抗微生物剤」として特許発明が成立しました。②へ続く---