<人類初の抗生物質の大発見>
1928年イギリスの細菌学者フレミングは、実験室に散乱していた実験結果を整理していた時のことである。彼は、黄色ブドウ球菌が一面に生えた培地にカビが発育しており、このカビの周囲だけが透明で、細菌の生育が阻止されていることを見つけ出した。抗生物質が含まれていることを見出し、アオカビの属名であるPenicilliumにちなんで、“ペニシリン”と名付けた。この発見は、医学の歴史上最も重要な発見の一つと言われています。その後、病理学者フローリーと生化学者チェインらによって、精製・大量生産されることになり、ペニシリンが完成したのです。そして、私達は多大な恩恵を享受してきました。細菌の歴史を大きく塗り変えた“抗生物質”は科学のの英知の結晶であり、永遠の価値を持った“ダイヤモンド”であった。しかし、それが現在「無効」となりつつある。
<水素の抗菌作用の発見>
今回の「水素の抗菌作用・抗ウイルス作用」の研究が、新しい医療を考える「ヒント」になってくれればと思います。21世紀は、薬剤耐性菌蔓延の時代です。あらゆる感染症を抗生物質で制圧するのではなく、抗生物質に頼らない感染症治療薬の実現を近い将来「水素」がその役割を果たす時が来ると信じています。いつか、この「水素」がアオカビに代わって、永遠の価値を持つ時が訪れることでしょう。そして、この「水素に抗菌作用・抗ウイルス作用があることの発見」は、人類共通の財産となることでしょう。
今後、水素は世界の人々が待ち望む革新的な医薬品となることでしょう。
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